早朝、探偵事務所の電話が鳴り響いた。
ワトリーは寝ぼけ眼で慌てて受話器を取ると
相手はポテトだった。
早朝、探偵事務所の電話が鳴り響いた。
ワトリーは寝ぼけ眼で慌てて受話器を取ると
相手はポテトだった。
ワトリー、すぐ署に来て!
何があったのだ?
エイミーが…
言葉を飲み込む間もなく
ワトリーは電話を切って警察署に走った
署に着くと
中はいつも以上に緊迫した雰囲気に
包まれていた。
ワトリー、こっちだ
署内の一室に入ると、そこには
ジョセフが待っていた。
ワトリーは息を切らしながら駆け寄る。
ジョセフ!エイミーが
容疑者って、一体どういうことなのだ?
ワトリー、昨夜の深夜に通報が入ったんだ。施設の子供がいなくなった、と。
昼間から姿が見えなくて、職員も必死に探したが、夜になっても見つからず、ついに警察に連絡が来たというわけだ
それとエイミーがどう関係あるのだ?
実は、防犯カメラにその子供を連れて行くエイミーの姿が映っていたんだ
待って、ポテトも知っているのだ!その子はシオンの子供なのだ
エイミーは子供を守るために・・・
ごめん、ワトリー。
でも、その子供がシオンの子供である確証はないんだ
幼い頃、施設の前に置いていかれたらしいんだ。
シオンが母親だという証拠は…
でもヴィクターが言っていたのだ!シオンには子供がいるって!
ジョセフがワトリーの両肩に手を置き
しっかりと見つめた。
ワトリー、警察はエイミーが楽屋から逃げたことと、子供を連れ去ったという証拠をもとに、
彼女を容疑者として追うことに決めたんだ。
違うのだ!エイミーは無実なのだ!
ワトリーお前の気持ちはわかる、だがこれは警察の仕事なんだ
エイミーは犯猫じゃないのだ
その時、ジョセフは強くワトリーを抱きしめた
俺たちも信じるさ。警察も
全力で探す。だから、ワトリー…諦めるな。
エイミーを救えるのは
お前なんだよ
…分かったのだ!
ワトリーは力強くうなずき、警察署を飛び出した。
待って、僕も行く!
オレ、良いこというよな
(ウルウル)
ジョセフは自分に感動し、涙目になっていた。
薄暗い早朝、ポテトがワトリーの横で
不安げに尋ねた。
ワトリー
どこに行くつもりなんだい?
不良グループに
話を聞きに行くのだ
こんな朝早くに?
その店は朝まで営業してるから、まだいるかもしれないのだ
わかった、行ってみよう…
(ボク、警察官だし大丈夫…だよね?)
ワトリーとポテトは
ヴィクターから聞いた情報を頼りに
不良グループがたむろしている繁華街の店に
足を踏み入れた。
店内は、明るく光るネオンと
大音量の音楽が充満し、朝まで遊び
明かした若者たちが疲れた様子でたむろしていた。
ポテトが店員に声をかけ、
不良グループの席へと案内される。
4匹のオス猫たちがテーブルを囲んで酒を飲み
楽しげに騒いでいた。
(店員)
おい、ジョージ!
警察と探偵がきたぞ。なんか聞きたいことがあるらしい。
警察と探偵だと? ふざけんな
酔いが冷めるだろ。消えろ!
あ、あの~
ああ?
3年前に亡くなった
リーダーについて聞きたいのだ
ジョージは一瞬驚いたように目を細め
仲間たちも顔を見合わせる。
リーダー?リックのことか…
今更なんだ?
リックはどうゆう猫だったのだ?噂では相当儲かっていたと聞いたのだ
どうもこうも、俺たちのリーダーだよ。羽振りもよかったし、
面倒見も最高だった
だがドラッグでいっちまった
シオンとの関係はどうだったのだ?
シオン?あのメス猫、リックが死んだとき逃げやがって
それでシオンをつけ回していたのだな?
ジョージが目を細め、ワトリーに一歩近づく
おれ達を疑ってるのか?冗談だろ。ヴィクターさんから言われて、もうシオンには関わってねーよ
じゃあ、他にシオンを狙う理由がある猫に心当たりはある?
ジョージは急に目をそらし
興味なさそうに答えた。
さあな。俺たちは関係ないね
ワトリーはその反応を見逃さず
ジョージの前に立ちはだかった。
何か知ってるのだ?
エイミーが危ないかもしれないのだ。少しでも何か教えてほしいのだ!
知らないって言ってるだろ!
もう帰れ!(シャー!!)
つづく