ただ再開と言っても、SMプレイが1回だけと、あとはゲイマッサージに数回通っただけだ。それでもゲイ活は二度としないという誓いを破った事を神様は見逃さなかったようだ。


2012年夏、人間ドッグで癌が見つかった。

さすがにこれはショックを受けた。死を覚悟した。本当に天罰が下りたと思った。この時の記憶は辛いものばかりなので、あまり思い出したくはないし、今後もここに書くつもりはない。



ただ、幸いにも俺は生還した。そして今度こそゲイ活は止めようと決意した。



でも、ダメ人間は所詮ダメ人間。癌から生還した2年後、実に9年ぶりにウリセンに行ってしまった。理由は2つあって、1つ目は癌から生還した事で残りの人生はオマケみたいなものだと思うようになり、自分の欲望を抑えるのはもう止めようと思い始めた事。2つ目はこの時期に会社で異動があり、何の因果か初めてウリセンに行った店の目と鼻の先にある(歩いて数分)支店に異動になり物理的に行きやすくなった事だ。通勤途中に嫌でもその場所を通るので、久しぶりに行きたい、いや、行っちゃダメだという葛藤を毎日強いられる事になり、凄い好みの子がいた事もあって(ちゃっかりサイトをチェックしているところが情けない)ついに衝動を抑えられなくなってしまったのだ。



しかし、このたった1回のウリセン通いが、またも不幸を呼ぶ事になる。