このお話は、登場人物の名前や年齢
関係性や時系列など、
実際とはあえて異なる部分があります。
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チンパンジー議員の不倫の話などを知ったまま
これを
見て見ぬ振りするべきなのか
リークするべきなのか
悩んでいる紗子さんの話を聞いて
私は安易にはこうした方がいいとは
答えられなかった。
制裁は与えたい。
けれどこの手の話で打撃を得るのは
本人だけではなく家族。
周りもきっと懸念点はそこなのだろう。
紗子さん
「私も立場がら
(税金を頂いている)という意識で
仕事をしている身なんですが
だからこそこのチンパンジーに
「この役立たずが!」
と、腹が立つんです。
税金を貰い税金を使い 強く道義を問う人間が
道義的にクズなのが許せないんです。」
私
「私たちは、政治に関わる方達は皆
そうあって欲しいとそれが当たり前だと思って
任せてるんですけどね。」
紗子さん
「そうですよね。
だからこそチンパンジーは本来なら自ら辞職して、
そこから不倫を貫くなり
奥様に経済的な制裁を喰らうなり、
知れずに家族と一緒に幸せに暮らすなり、
したらいいと思うんですよ。一般人として。」
私
「…話の腰を折るようですが
奥様からの経済的な制裁って
チンパンジーは(もはや政治家とも言ってない。)
奥さんが権力者の娘とかですか?」
紗子さん
「ある程度は、ご実家が力のあるところです。
だから奥様との関係も切りたくないんだと思いますよ。
まぁ、そこは私の介入すべきとこでは
ないだろうなと思う反面
とにかくお子様の今後が気がかりですし
(未だに現職とか 鋼のメンタルだな(嫌味))
と思ってしまうんですよ。」
私
「そうですね…うーん・・・」
相変わらず私ったらにえきらない。
と同時に
私はチンパンジーな政治家より
少し紗子さんのことが気にかかった。
私
「ちなみに紗子さんがお子様のことを
そこまで心配なさるのは結構お子様にも
関わりがあるんですか?」
紗子さん
「いえ、見知った程度で関わりはさほどないです。
でも……そうですね、
私はやはりこのチンパンジー男の件が
明るみに出た時の
お子さんの心に与える影響
これを強く心配しています。」
すると紗子さんは自分の身の上話をしてくれた。
紗子さん
「実は、私の父は…妾の子です。
なんかその時代はそれも許されていたというか
そういう子も多かったようですが
そのせいか父は…かなーり歪んでました。」
私
「なるほど、お父さんが…」
紗子さん
「つまり私の祖父にあたる人は
経済的にかなり余裕のある方だったと同時に
女遊びも激しかったようです。
でもどんなに金銭的な支援があっても
「良いね、あんたんとこ
お母さんが何人もいて」
なんて言われて育てば誰だって歪むんです。
妾が3人いた祖父は
小さな私にも罪悪感からか、
有り得ない金品をよくくれていました(と聞いています)が
環境が子供に 大きく影響する。
それは令和も昭和初期も
きっと大きな差はないはずです。」
あぁ、そうか。
紗子さんが私にこの相談を持ってきた真意。
チンパンジー不倫議員の
振る舞いが許せなかったのは
勿論だとは思うが
どうして紗子さんがここまで
見て見ぬ振りが出来なかったのか。
それはきっとこの議員の子供たちに
自分や父を、投影させているのかもしれない。
それなら紗子さんの話を掘り下げる部分は
ここだと思った。