唐突なチーシャの一言に、私は目を丸くした。



今日は悪夢の解決をお休みにしないかい?


唐突なチーシャの一言に、私は目を丸くした。



急にどうしたの? 悪夢を解決するのが私たちの役目でしょう





でも毎日活動するのも大変だろう? それに労働基準法の件もあるし


中学生を働かせている時点で労働基準法もなにもないと思うけど、一応納得する。



それじゃあ今日はなにをするの?





今日はご褒美に、君を甘い夢に招待しよう


甘い夢、ということはもしかしてお菓子がいっぱい出てくる夢だろうか。そうだとしたらぜひ行ってみたい! 夢の中なら甘い物をいくら食べても太らない。まさに夢のような話だ。実際夢だけど。



それじゃあ本当は気が乗らないけど、特別に招待されてあげる





君ってそういうところが素直じゃないよなぁ





うるさい!


とまぁ、こういったやりとりの末、私たちは甘い夢へと向かった。
チーシャに案内された夢。そこは確かに甘い夢だった。でも、



拓海、愛してる





俺もだよ、翔子


そこは男女の恋人がいちゃつくだけの甘々な夢だった。



……今ならイイユメツールで釘バットが出せるかも





なぜだい?


チーシャは不思議そうに首を傾げた。
私は全力で叫び声をあげる。



リア充爆発しろー!


