深夜。私は悪夢を解決するべく、とある女性の夢に入っていた。私が入った夢。それは私の通う学校の先生の夢だった。



今日の悪夢はここね


深夜。私は悪夢を解決するべく、とある女性の夢に入っていた。私が入った夢。それは私の通う学校の先生の夢だった。



どうやら先生は悪夢に取り憑かれているようだね





はやくなんとかしなくちゃ!


チーシャと共に夢の最奥を目指して進んでいく。



ねぇ、チーシャ。この夢なんだか変じゃない。そこらかしこにキノコが生えてて





確かに不気味だね


そんな会話を交わしていると、先生が捕らえられている夢の最奥にたどり着いた。
先生の周りには黒い霧のようなものが渦巻いている。霧はある一つの形を形成していた。



……ねぇ





なんだい?





もしかして、あれって





うん、そうだね


太く長い黒い霧。それはまるで竿のようにしなっている。それはどこからどうみても……。



どうみてもチンチンです、本当にありがとうございました





いやぁ!


私はとっさに顔を両手でさえぎった。なんで先生がチン、男の人のアレに襲われているのか。



きっと欲求不満なんだね


欲求不満って。真面目な先生だと思っていただけにがっかりだ。



ほら、試しにイイユメツールを出してご覧


そうだ。がっかりしてないで悪夢を解決させないと。チーシャに言われるがまま、意識を集中してイイユメツールを出す。
出てきたのは電動マッサージ器、通称電マだった。



もうこの夢いやぁ!


イイユメツールを放り投げて夢から逃げ出そうとする。



中学生にはちょっと早過ぎる淫夢だったか


走り去ろうとする私の後ろで、冷静につぶやくチーシャの声が響いた。
