昨年の休校で
娘にとってプラスになったことがあります。
この頃
1人で食事が出来るようになりました。
今までは誰かと一緒じゃなければ
食事が出来なかったのですが
3月の高校受験で
お昼ごはんを
1人で食べなくてはいけない状況になり
周りに人はいますが
約1年ぶりの1人での食事をしました。
その時は
午後の試験のことで
頭がいっぱいだったおかげで
食べられたそうですが
マイルール遵守の娘が
いつもと違うことをした!!
というより
いつもと違うことが出来た!!のです。
このことがきっかけで
娘本人も
1人でも食べられるんじゃないか…と
思考が変化したように思います。
少しずつですが
私が
家事や下の弟の世話で娘の側を離れ
娘のことをきちんと見ていなくても
娘は
気にせずに食べ続けるようになりました。
私が
『ちゃんと
見てなくてごめんねー』と言っても
『大丈夫だよー』と娘。
心配はあったので
離れていても
チラチラ様子を見ていましたが
出されたモノは
きちんと完食していました。
これは良い傾向だな…と思っていました。
休校中ということもあり
娘の様子を1日中見ることが出来たのも
良かったです。
ある時
どうしても
外出しなければいけない用事があり
恐る恐る
『1人で食べられる?!』と聞いたところ
『大丈夫。1人でも食べれるよ。』と娘。
『うん。大丈夫。大丈夫。』
自分に言い聞かせている感じでしたが
1年以上
付きっきりで食事をしていたことを思うと
驚きの瞬間でした。
その時は
もちろん見ていないので
実際に食べていたのかは分かりませんが…
けれど
それをきっかけに
付きっきりの食事は終わりました。
ちゃんと食べられていたか不安でしたが
週1の体重測定で
減り過ぎることがなかったので
完食出来ていたと思います。
私が見ていなくても
食べられるようになるということは
高校生になってからの
お弁当の時間の心配をしなくても
良いということです。
何よりも
お弁当の時間が心配だったので
ホッとしました。
そういえば
主治医の先生が
『中学校の間の食事は
お母さんにしっかり付き合ってもらおう。
高校生になったら
自分で食べられるようになるから。』
と言われたのを思い出しました。
1年以上付きっきりの食事でした。
いつまでこれが続くのか…と
思うこともしばしばでしたが
拒食症からの回復には
焦りは禁物なんだなということが
よく分かりました。
じっくり向き合って
じっくり回復を待つ。
これが結局は近道なんだと思います。