400年生きた魔物の私は暇だった。
ぶっちゃけ暇すぎてやばい。暇すぎて死にそう。
ま、400年生きてるから神秘的な力とか覚醒した聖騎士とかじゃないと私は死なないんだけどぉ。
大丈夫怖くないよ!
400年生きた魔物の私は暇だった。
ぶっちゃけ暇すぎてやばい。暇すぎて死にそう。
ま、400年生きてるから神秘的な力とか覚醒した聖騎士とかじゃないと私は死なないんだけどぉ。



てかマジ腹減ったんですけど。





あー男食いてぇんだけど。
あのササミみたいな筋肉したやつ。





誰か通らねぇかな。
ま、いねーよな。ここ魔界ギリギリだし。
ハァ―ーーーー





くっそ!!道に迷ってしまった!!





ぶぶーーーーーー
都合よすぎ!
笑い過ぎてむせるわ(笑)





早速美味しく頂いてもいいんだけどぉ
まずはお互いを知らないとね??





うふふ、若作りしちゃうぞ~





ふふふ、どうだ~
あらやだ私って罪な女~





すみませぇん☆お兄さん☆
ちょっとぉ道迷ってしまってぇ☆





え!奇遇ですね!おばさん!
自分も迷ったんですよ!





おば…こほん☆


なんだこのクソガキぃ
まだまだぴっちぴちの40だわ!!
あ、一桁サバ読んじゃった☆



私のことはプリシラって呼んでくださぁい。
私のほうが『年下』なので!!敬語もいらないです☆





わかったよプリシラ。
俺はマグナだ。


警戒心無さすぎだわ、この子ちょろい(笑)
さーてどう料理してあげよっかな~
あ、そうだ☆



マグナさぁんって言うのね☆
私、前にもこんなことあってぇ☆☆
少しなら出口わかるわぁ☆☆☆





本当か!!
それは助かる!!ぜひ案内を頼む!!


出口見えてきたあたりで後ろからガブリ☆
カンペキ☆



おう、まかせろ(魔族声)。


あ、やべ地声出しちゃった。



魔族みたいな声するんだな。





ええ、そうなんですぅ☆
だからいじめられたりしてぇ☆
隠してるんですぅ☆





そうだったのか悪いことを聞いた。





すまない…





いえいえー大丈夫ですぅ
全然気にしてませんからぁ


ちょろい☆



今日はここで休みましょう。





ああ、わかった。
あとどれくらいなんだ?





そうですねぇ、あと半日といったところでしょうか。


同じとこ6周しても気づかないってどんだけ方向音痴なんだよ!



そうか、じゃあ今日はもう休もう。





はい☆





…………じゅるり





あーだめだめ!希望のあとの絶望まで我慢よ!





どうして君が……(マグナ声)





楽しかったぞ人間、さぁ絶望して死んでゆけ!
ムシャムシャバリバリ


あーやばい、このシチュ最高。



…………………!





巨大な魔を持つものが私の庭に入ってくる……


