爽やかな朝。

ダンナの出勤を見送りに外まで出たら、

玄関先を掃除をしている姑に遭遇。
 
私たちの気配に、振り返った姑は…

姑

あら、もう出勤の時間?

ダンナ

!!!

アスリートのようなサングラスをかけていた。

嫁

おはようございます。
お義母さん、今朝はほうきを持ったアスリートですね。

姑

・・・・・

嫁は 軽くスルーされる。

姑がはめているのは花粉症用のサングラスだ。

本当に顔に密着していてアスリートのようだ。

眼科医から購入したものだが、

もう少し年相応のデザインはなかったのか…

姑

外なんかもう、花粉とほこりで大変よ。
あなたたちもコレ、かけた方がいいわよ。

サングラスを一瞬はずしたが、

まぶしくて慌ててかけ直す。

姑

私なんか、ただでさえ目が見えないのに、この花粉とほこりと排気ガスで、掃除もますます大変だわ。

ダンナ

・・・・・・

嫁

・・・・・

姑

とにかく、なんにも見えないから大変よ。
あなたたちの顔もここからでは、はっきりとわからないわ。

姑は遠視で乱視で花粉症だ。

去年は白内障の手術も受けた。

口癖は「見えない見えない。」だ。

裁縫が得意だったが、縫えないと嘆いている。

確かにつらそうだ。

タッタッタッタ…

姑が突然走り出した!

嫁

な〜んだ、お義母さん。
「見えない見えない」って、本当は見えてるじゃないですか。

姑

全然見えないわよ。

嫁

???

姑

ホコリと髪の毛は魂で見る。

真顔で言われた。

嫁

あー高いわー
冗談のレベル高いわー
かなわんわー