第3話 それぞれの「幸せ」
第3話 それぞれの「幸せ」



ただいま~





お帰り~





今日はご飯から食べようかな
腹減った~





了解!
今、用意するね!





うまい!
家に帰ってご飯があるって
幸せだな~





ははは
どうしたの?急に・・・





う~ん
何となくふと
そう思ったんだ・・・・





いいな~いいな~パパさん!
我も早く
お嫁さんが欲しい!





げ!お前
まだいたのかよ!





あははは
今宵は久しぶりの休みだ!
よってお前に
害はないから安心しろ!





あっそ!
しかし、俺も独身だから
手料理とかマジで憧れる!
いいよな~パパさん・・・





ほんまやな~





へえ~
このおっさんも独身なんだ!





この人は
おっさんではないぞ!





え?!





おばさんだぞ!





え!?





嘘だ!





何~!?
やられた~





ふん!
この前の仕返しだ!
ざま~みろ!





絶対こいつ
一生、独身だな・・・・





ほんまやな~





と・・ところで
お前はどんな時に「幸せ」って思う?





もちろん!
妖精さんのコンサートに
行っている時だ!





ほんまやな~





ふ~ん





で・・・・お前は?





我は・・・・
家族と一緒にバイキングに行って
たらふく唐揚げを食べている時だ!





そっか・・・・・
早く末っ子の病気が良くなって
家族でバイキングに行けるといいな





ありがとう・・・・
この前の事
覚えててくれたんだ・・・





まあな・・・・





妖精のファンさん!!
また騙されかけてるよ!





え!?





くそ~!!
いい所だったのに~!





は!そうか!
お前は本当にゲス野郎だな!





ふん!
今宵の休みが終わったまでだ・・・・





チチンプイプイ
チチンプイプイ
バカヤロウアッチイケ~





さらばだ!
諸君!





今度はこんな形じゃなくて
お前と会いたいよ・・・・





あはははは
あり・・・が・・・・と・・・う・・・
こういうのも
「幸せ」って言うのかな?





・・・・・
ところで
妖精さんの「幸せ」って何ですか?





え?私?





はい





こうやって
私のファンの人達を守ったり
歌っている時かな・・・・





!!!





ウフフフ♡
それじゃー今から
レコーディングだから
またね!





はい・・・・
また・・・・





俺の「幸せ」は
これで十分だ・・・・・
明日のバイト
頑張ろう・・・・・





ほんまやな~





それじゃー
ママの「幸せ」って何?





そうね~
漫画を読んでる時かな





え?





うそうそ!
本当はね・・・・・・・


