リア充、それはリアルが充実している者達の総称である。
リア充、それはリアルが充実している者達の総称である。



だがよく考えてみて欲しい。彼らが本当にリアルが充実をしているのかと!





そ、それはどういう意味だ!





つまり、彼らはそう、リア充ではないのである。彼らはあたかもリア充であるかのように“偽装”しているのだ





な、なるほど





そしてそんな欺瞞にひれ伏す我々、非リア充は彼らの嘘を見抜くために、彼らを追跡をすることにした。B、資料を





はい、これが今回のターゲットです


そう言って差し出されたそれは、一組の男女である。
ここでは仮称XとZちゃんとされている。



この二人を追跡し、偽装の恋人同士であるのかどうか見抜くのだ!





「「「はい!」」


こうして男子二人女子二人の部員は、追跡を開始したのだった。
目的の相手はすぐ見つかった。
木陰のそばにあるベンチに座り、Zちゃんは、



今日は、X君のためにクッキーを焼いてきたんだ


それを聞いた瞬間、仲間のCちゃんが倒れた。



わ、私だって彼氏に手作りクッキーとは言わずお弁当を……がくっ





Cちゃんが一撃で、こんな手強い相手だったなんて


B君が焦ったように呟く。だがそこで、



嬉しいな。でもお菓子よりも僕は、Zちゃんに会えるほうが幸せかな


そんなX君の言葉を聞いたB君が倒れた。



俺だって、俺だって彼女がほしいんだぁあああ……がく





おい、しっかりしろ、B!


またも仲間を一人失った我々だが、この二人の仇を取るために元気力を振り絞り、我々、AとDちゃんは頑張ったのだが、



はい、X君、あーん





あーん


仲睦まじいクッキーを食べさせ合う二人の姿に、我々は屈してしまう。
彼らは偽装ではない、本当の恋人同士なのだ。
本日も我々は、リア充に負けてしまったのだった。



く、また倒されてしまうとは





そろそろ虚しいだけな気がします


そう言い出したBにそうなんじゃないかなと思いだしたAだが、



それなら解散か?





いえ、私にいい考えがあります





どんな?





つまり、リア充を目指す部活です!





な、なんて事だ、今まで全然気づかなかった





凄いよC!


照れたように笑うC。
こうしてA達は、リア充を探す部活ではなく、リア充を目指す部活へと変わったのだった。
