ほんとうに良かった。
その思考とともに意識が覚醒する。
部屋の中はまだ暗く、見慣れた自室の天井。
その光景に先ほどの喜びが夢だったと知る。



え、今なんて……。





だからね!今日通告がきて、そっちに戻ることになったの!





え?あの、別の地区にさらに移動じゃなくて、戻れるの?





なんだかね、プライバシーの保護するために誰がとは聞けなかったんだけど。
都内の女性が双子ができたらしくて、二人共女の子なの。





そ、それでマッキーが戻れるの?





うん!男女比調整のための移動だったから偏るなら元の地区に戻そうっていうことらしくてね!
また一緒だよ、リナちゃん!





や、やったぁ!やったねマッキー!
また一緒だね!よかったぁぁぁぁ!





またリアルで遊べるね。





うん。うん。良かったよ……。


ほんとうに良かった。
その思考とともに意識が覚醒する。
部屋の中はまだ暗く、見慣れた自室の天井。
その光景に先ほどの喜びが夢だったと知る。



あ……夢……そっかぁ。
夢、かぁ……。





真月(まつき)ちゃん……さみしいよ……。


電脳で日々触れ合っているのに。
リナの眼から雫がこぼれ落ち。
それはしばらく止まらなかった。
