ある日の夕ご飯のときのこと。

こわいちゃ

ななさん、ご飯がこわいちゃ

??

うん


こわいこわいと言って白いご飯を食べるばあちゃんに困惑しながらとりあえず頷いちゃうダメな私。

怪訝な顔のばあちゃん。

でも普段からあまり会話はなかったので、この日はこれで終わった。


でも翌日も。

ご飯がこわいちゃ

……


しかめ面のばあちゃんに困惑顔の私。

……どうしよう、言葉が通じない……
こわいって、怖いじゃないよね?

このとき、方言、という言葉が出てきたのは私にしては奇跡である。それぐらい察しが悪いです。

とにかくもぐぐってみる私。

「富山弁 こわい」

あった! 富山弁でこわいは……かたい!

ご飯が固かったんだ!!


ばあちゃんのご飯は私たちとは別で水を1.5増で炊いているけれど、まとめて炊くから日を追うと固くなってしまっていたのだ!(推理)


さっそく翌日から1回に炊く量を減らしてみた。

さぁこれでどうだ!?

……

……

何も言わないってことは固くないってことなんだよね……?

こわい(固い)

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