


わぁ・・・





なんて、綺麗な眺めなんだ・・・





フェン、ここから精霊の気配がするニャ。
いつきても大丈夫なように、気を引き締めておくニャ





分かった





アルドさん





はい?





ここがシンシアのどこか、分かりますか?





ええっと・・・町はずれ、だね。
多分、シンシアの守り神が眠っているといわれる場所じゃないかな





なるほど・・・だからここだけ、花が咲いているのかもしれませんね





アルドさん、気づきました?





え?





さっき休んでいた場所にも、ここにも木があります。ここに来るまでの道にもいくつか木がありましたね。・・・何か、気づきません?





・・・花が、ある





でも、どうして木の周辺にだけ





私、加護だと思うんです





加護・・・?





その加護が木の周辺の植物を生かしているんだと、思うんです





・・・守り神は、本当にいるのだろうか





さぁ、守り神のことは知りません。ですが・・・





!?





精霊は、いると思うんです





下がってろ!





えっ!?ル、ルーク君!?





ど、どういうことだい、フェンさん!?





とりあえずアルドさん、こちらに。私から離れないでください





・・・ふぇ?





なんだ、こいつ。ウサギ・・・か?





・・・あ!ごしゅじんさま!!





・・・へ?





ごしゅじんさま!まっていたの!!ようやく、ようやくあえたっ!





え、ええっと・・・!?





フェンさん、これは一体!?





・・・やっぱり、同じだ


